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2019.11.28 Thursday

初の公開イベント「その人らしさを」総括 -前篇-

 

 

去る9/28(土曜)の晩に開催しました、

ノーザンテイラー七周年による初の公開イベント

スーツにまつわる実例トークショー

「その人らしさを」

 

ご来場くださった皆様へ

誠にありがとうございました

 

ご来場には至らなかった方々へも

一体どういったものだったか??

会の風景をたどりつつ、

なるほどね

次回はどうなるかな、

ぜひ期待して頂けますと光栄です

 

ダイジェストと総括

ご覧ください

 

 

ノーザンテイラーは、いち洋服屋

これまでもこれからも、イベント集団にあらず

でななぜ、特定のお客様にご協力頂き、イベントを開催したのか??

 

「個別サービスによる注文服店」の活動から

広報手段として

リアルな場で門戸を開き

 

大人の装い

実像をご覧ください

という狙いです

 

 

日々、

季節に即した品を一点一点分けてくださる生地商様、

様々なデザインを1着1着応じてくださる縫製元様、

その支えがあり、ノーザンテイラーはお客様をお迎えできます

 

開業後七年が過ぎ、では十周年を目指すには

次なる段階へ

東区元町での日常は変わりませんが、

ここぞという節目ではステージをつくります

 

生地商様は、資材を扱うプロ

縫製元様は、ものづくりのプロ

 

お客様にノーザンテイラーを認知して頂けることは、

けっしてノーザンテイラーだけの手柄ではございません

生地と縫製、

各プロフェッショナルが支えてくださるおかげで

一点ものをお見立てできます

 

では注文服屋ノーザンテイラーとしての在り方は??

そこが見せどころです

品評会にあらず

ファッションショーにあらず

 

お客様代表の実像

誰がいつどのようなシーンで、スーツをどう着ているのか?

 

そこに関心を持ってくださる方々が、ターゲット

男女が一堂に会し「大人の装い」を

皆様と共有したい、

という意図です

 

文字だけではついつい、角が立ちますが (^_^;

本番のショーは和やかに

9/28、秋の夕べを愉しくお迎えさせて頂きました

わざわざ足を運んでくださった皆様へ、

かえすがえすありがとうございます

 

 

 

 

 

ポピュリズムってなに??

どの分野であれ、ターゲットに身を乗り出してもらえるかどうか、

仕掛け次第ではないでしょうか

むかしは街頭集会

いまではweb配信

手段はさまざまですが、

時代は変わっても

顔がみえる関係性でこそ衆目を惹きつけられます

 

 

時代は変わる

世界的企業の代表者が、このように奇矯な格好で

プレゼンテーションする時代

なぜでしょうか??

階層や世代、

既成概念を取り払うためですね

「通信コネクトは、もはや社会インフラなのですよ」

「限られた層へのビジネスツールではありません」

ボーダーレスがターゲット

という仕掛けでしょう

 

]

 

注文服は嗜好品ゆえ

公共性はありません

では、ごく小さな存在のノーザンテイラーができる仕掛け、

ポピュリズムとは何でしょうか??

イベントのターゲットは

ひとが主役

 

モノは引き立て役

 

今日われわれを取り巻く生活では

大手産業、マスコミが総力で流行を仕掛けてくれます

装いと流行(モード)は渾然一体

 

ガツンとくる大胆さは、かっこいいですね

目新しく映ります

しかし

斬新=独創性

ではけっしてありません
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ではノーザンテイラーが活動するうえでの

元ネタ(典拠)はどこか??

といいますと

 

 

2012年の開業時

webサイトと並行して立ち上げたブログにて、

「その人らしさを」を発表

 

じつはこの度のブログ記事が、第百号です

 

 

時代は変わる

われわれ衣食住の在り方も、

ファーストビジネスが便利なだけでなく

今やそれなしにものごとがまわらない時代

 

いつでもどこでも

指一本でサクッと済む時代に

わざわざ

個人の注文服店などなくても良い存在

なぜはじめるのか??

 

ブログ第一号「その人らしさを」では、

時代と装いの関係を

映画「十二人の怒れる男」1957年製作

と重ねました

 

ひとつの空間による人間ドラマ

ニューヨークの裁判所に陪審員として集まった、

見ず知らずの男たちがある審議をめぐって

白か黒か??

意見が対立

 

彼らのライフステージ

職業、世代はさまざまです

他者を審判する目にいつしか、

自己が投影されていました

ひとは鏡

 

移民の子孫たちがひしめくアメリカ

雑多な街に暮らす庶民の、

しかし社交の場ではけっして口にしないであろう

マインドが鏡に映ります

 

 

毎日着るひとも、そうでないひとも

スーツを着ています

時と場をともにする際の心得(こころえ)として

 

「大人の装い」とはそういうものではないでしょうか

装いにみる、ひとは鏡

 

 

土田ヒロミ撮影

「俗神」より

 

秋の村祭りをおさめた風俗画

農地解放後の時代です

このおじいちゃんのライフステージとは

おそらく毎日スーツを着る必要がない土地柄に見えますが、

ハレの日の心意気

なんとも美しい男女の笑顔に

理屈抜きで惹かれませんか

 

写真集で見るとしっかり、秋冬の装いです

分厚いフェルトのような量感

 

どこの誰ではなくとも、ひとが風景をつかさどっています

 

 

 

 

 

 

 

時代は変わっても

ノーザンテイラーはお客様と風景を介して

マインドを共有させてください

 

 

 

 

 

この度の主役

お客様代表四名の紳士

お忙しい中こころよく引き受けてくださり、

誠にありがとうございます

 

いつどのようなシーンで、スーツをどう着ているのか?

大人の装い

四者四様のマインドにぜひ触れてください

 

撮影してくださった

写真家の宮下氏

薄暗い環境のなか、

みごとプロフェッショナルの仕事を

誠にありがとうございます

 

「その人らしさを」

チームの合作として

お愉しみ頂けますと光栄です

 

 

So Many Men, So Many MInd

 

 

 

 

では、いよいよ本編の題材に入ります

 

時代は50‘s

大戦後、1950年代のアメリカ大衆文化が

今日までわれわれの生活をいかに影響づけているか

 

 

自動車社会と郊外型商法

テレビの普及と世論形成

等々

 

 

大戦後のボーダーレスを契機に

衣食住あらゆる分野で、

徹底した合理性

特化した個性から

フロンティア精神を発揮した男たちがいました

 

 

「ファウンダー」 2016年製作

主人公はハンバーガーの料理人ではありません

機械の発明家でもありません

 

ではなぜファウンダー(創業者)なのか??

 

 

マクドナルドといえば、

皆様にとってはどのような存在でしょうか??

私は昭和50年

札幌市西区に生まれ育ちましたが、

ものごころついたときすでに、

近所にマクドナルドがありました

 

1980年代、郊外住まいの家族には

マクドナルドのドライブスルーはさながらテーマパークであり、

色とりどりの使い捨て容器にも、

フタを開けるとき

おもちゃに触れるような目新しさがありました

 

楽しみは食だけでなく、

子どもごころに西洋文化への憧れが、すなわちアメリカでした

 

 

イラストレーター

ノーマン.ロックウェルをはじめとする

ポップカルチャーも50’sの産物

ただし、絵にみるようなほのぼのとした時代だったか、といえば

じつはなかなか、ややこしい時代です

 

 

2012年、ノーザンテイラー開業年にも別枠で取り上げました

ブログ記事、第十三号にて

50'sのある社会現象に一石を投じた、ジャーナリストたちの映画です

その世界観に惹かれ、主人公のスーツ姿に惚れた、

オマージュです

 

 

 

 

本篇の題材、映画「ファウンダー」に戻ります

主人公であるレイ.クロック氏は、

アメリカの伝統エリート層を気取るスーツ姿ではありません

英国趣味の様式??

アイビーリーガー??

 

どちらも彼には無縁です

しかし、彼の並外れた行動力をはじめ

装いから伝わる何かがあります

 

 

 

 

 

 

 

お客様代表

第一の紳士です

彼はレイ.クロック氏のようなビジネスマンではありません

業務中にスーツは着ませんが、

お仕事の派生として、会合やご出張時にはスーツを愛用

 

ご覧のように、

ベージュ系や茶系の趣味性を活かしつつ、

TPOに即したスタイルをお持ちです

 

 

画像の生地は、春夏向きの麻素材

カサっと乾いた質感が特徴です

繊維はギチッと詰まってタフですが、

一般的なウール生地とちがい、麻は伸縮性がありません

そこを考慮して、動きやすさとかつ、ほどよい抑揚のライン

ご一緒にかたちづくりました

 

上下揃いのスーツであっても

かしこまった印象にみせないことが、

第一の紳士によるスタイル

では彼にとってのTPOとは??

 

 

講演されるシーンでは、

聴講者の方々へ配慮

 

和気あいあいな空気が伝わります

ある時は麻素材のシワが表情ゆたかに引き立てます

 

この度のプレゼンテーションでは、

秋冬の先陣としてツイード素材(紡毛)

あたたかみをもたらしてくださいました

 

 

 

 

 

全体を茶系でまとめることは、もちろん

渋く素敵ですが

時には淡いブルーのシャツも取り合わせると、

重厚になりがちなツイードの印象が

活きいきと

 

ダブルブレステッドの襟も尖らせ過ぎず、

突き出しの傾斜を工夫することで

おだやかに

 

 

 

 

ウールとシルク混紡のタイ

タイも品質によってリボンの造作に適正があります

ぎっちり絞るもの

ふわっと結うもの

 

 

一見、無地に見えますが

じつは色とりどりの糸により構成

赤み

黒み

青み

白み

ツイードの節目(ネップ)が織りなす陰影

 

 

 

この度のプレゼンテーションでは、

ご自身の趣味性とスーツスタイルの話題にとどまらず

アメリカ生活での経験から、地域性の差についても語ってくださいました

 

 

 

 

 

 

 

秋冬向きに、また別な品質の生地です

やはりご自身の趣味性を活かしつつ

幅広いシーンでご活用

 

 

 

 

 

 

第一の紳士による

プレゼンテーション、

誠にありがとうございました

ひとくちにスーツ上下といっても端正な紺やグレーだけではない、

カジュアル志向

素朴な色味や素材のハーモニーがございます

 

ご来場の皆様も

9月末という季節の変わり目らしく、

さまざまな装いで来てくださいました

素敵な横顔を掲載させて頂き

ご協力を誠にありがとうございます

 

 

 

 

本編の題材に戻ります

主人公のクロック氏は、

マクドナルドを一地方の人気店にとどまらず

全米展開させるため

昼夜のべつなく奔走

 

 

 

 

 

なにごとも

ひとりでは限界があります

窮すれば通ず

自分にはないものごとの見方を教わり

次への指針が定まりました

 

 

 

 

 

クロック氏、ダークスーツを着ています

先ほどまでのベージュ系、茶系スーツから一変

なぜでしょうか??

 

一日のうち、

いつ、どこで、誰と共にするか

ライフステージが変わりました

 

そこで、第二の紳士ご登場

彼は毎日、お仕事でダークスーツを愛用

 

 

 

 

いわゆる営業、外交活動から

お仕事の発注主さんを訪ねる際、

心構えを語ってくださいました

 

朝、会社就業時までには

自らの事務仕事を済ませて、

あとはよろしく、とスタッフさんに伝達

 

そこから彼のフィールドワークです

得意先のどこか変化に

新規先のなにが特徴か

いかに気付けるか??

 

 

昼と夜で

来訪先のTPOが異なりますが

装いにおけるモットー、

彼が常とするスタイルは、

スリーピースであり、無地の紺系

 

濃紺にかぎらず

この度のプレゼンテーションのように

いくぶん明るめの色合いと使い分けることで

シーンを考慮

 

至ってプレーンなビジネススーツでありながら、

さりげない個性をもたらしてくださいました

青とグレイの中間色

 

 

 

 

平織りの梳(そ)毛

季節向きは春夏生地ですが、

ご出張で全国を飛びまわるご用途では、

普段着として

一年の大半をこのような品質で通す方々もいらっしゃいます

 

 

 

 

ノーザンテイラーでの風景

じつはこの度のトークショーに際しても、

準備段階から

四名の紳士とはそれぞれ、トーク内容のすり合わせを経て

本番に至ります

 

お忙しい中向き合って頂き、誠にありがとうございます

 第二の紳士が常とするスタイル

ダークスーツには黒靴

 

 

 

 

 



 

第二の紳士は

商用として出向くマインドを

数々の実例をもとに語ってくださいました

 

"一事が万事ですが

間接的なアピールが後に効いてくることも"

 

"時と場合では

利他もやむなし

信用の交換です"

 

ゆったりとしたながれには、ところどころでユーモアも

 

 "クローゼットの中は紺系ばかり、時々見分けがつかなくなります"

(*≧∀≦*)

じつはプレゼン中のご本人が、

主催者よりも会場の皆様をよく観察されていたこと

脱帽です

 

 

 

スーツにまつわる実例トークショー「その人らしさを」

前篇

いかがでしたでしょうか??

 

ノーザンテイラーは注文服屋

お客様が引き立つ姿をデザイン、生地選び、フィットバランス

あらゆる要素からお客様とご一緒に

かたちづくります

 

相互理解

お客様のライフステージを知り、

時に、言葉ではあらわせない変化にも気付けてこそ

あの方、この方へ

どれだけ自分は気付けているか??

映画のストーリーも交えつつ

教訓となります

 

 

後篇ではまた別の見地から、

次なる紳士二名よるプレゼンテーション

 

ひとは鏡

どうぞご期待ください!!

 

 

 

 

 

 

後篇は↓こちらです

http://northern-t.jugem.jp/?eid=114

 

 

札幌元町 ノーザンテイラー 

https://northern-tailor.jp/

 

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