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2019.04.11 Thursday

ホームページ、一時メンテナンスのお知らせ 2019-4月


 

ノーザンテイラーのホームページ、

ならびに当blogをご覧頂き誠にありがとうございます

 

この度、インターネット環境の変化に伴う事態が見つかりました

トラブルではございません

事態とは?
ホームページやblogを開くとURL表示欄にいつからか

「安全ではありません」

と表示されます

 

原因は判明

従来型のポピュラーなURL方式「http://」では、グーグルの独裁的な安全基準に満たない、

と判断されてしまうためです

詳しくは以下の解説ページを拝借

なるほど勉強になりました

https://did2memo.net/2019/04/07/iphone-ios-12-anzen-deha-arimasen/
 

 

 


時代の流れに従い「https://」方式へ移行

そのため4/15(月曜)の21時〜24時

作業につきホームページが閲覧できないこと、ご了承ください

一方、当blogの方は管理業者GMOペポパ株式会社側の対策を待ちます

 

なお、

ノーザンテイラーではホームページ上、ならびに当blog上、

一切の商取引をしておりません

お客様から重要な個人情報

クレジットカードの手続きやあらゆるパスワードの入力を求めることもございません

 

どうぞご安心の上、今後とも閲覧親しんで頂けますと幸いです

 

 




新たな元号に臨み、張り合いのある年にさせます
ご期待ください

皆様にとっても、どうぞ清々しいはじまりとなりますように

札幌元町 ノーザンテイラー
https://northern-tailor.jp/
 

2019.02.12 Tuesday

-2019展望- 第二次性徴としてのクラシックスタイルとファンファーレ

 

 

親愛なる皆様へ

平生、ノーザンテイラーに関心を向けて頂けること

誠にありがとうございます

昨年末から宿題の件、大変お待たせ致しました

謹んでお披露目させて頂きます

標題が長いですがご容赦ください

 

左の印刷画、ノーザンテイラーに来てくださる方々にはおなじみ

サイドテーブルにちょこんと載っております

これなんですか?

マグリットお好きなんですね?

時々会話のきっかけにもなり、座右の銘ではありませんが自らにとって

寄りどころの存在

 

絵にかぎらず歌であれ、

過去といまをつなぐ存在がございますよね

皆様にとっては何でしょうか?

喩えるなら、R.マグリットの世界は井上陽水のそれ

美しい調べで虚構を描き、聴き入る者には現実から浮遊させてくれるようで

じつは痛みもともなう

 

感傷とはまた別の

キズと云うほど直接的ではなく

嗚呼...もののあはれとは、そういうことかな?

と思い至るフシ

 

 

 

The Empire of Lights, 1954

「光の帝国」

 

昼と夜が同居する超現実

好きになることに理由はありません

美しさと、そのうえ琴線に触れたのでしょう

それが何かを問う必要はなく、探って即見つかるものでもないとおもいます

長年の間、なんとなく想像力の栄養として慕わしい存在でした

ところがです

ある出来事による眼前の光景から、既視感をおぼえました

青空の下、いつもなら賑わうビルの中は暗闇

シャッターを下ろすことのない存在が

そう、震災のブラックアウトです

 

 

 

The False Mirror, 1935

 

札幌では幸いにも建物は倒壊せず、火事も発生せず

しかし続く余震への怯え、非日常への好奇心から

室内にはとどまっていられません

実際に被災された方々には不謹慎で恐縮ですが、

外は不思議の国

目を疑いつつも

光と闇のコントラストに引き込まれていきます

東15丁目通りのアスファルトは次々と波打ち、陥没

ひとがそこに叩きつけられれば虫の息

しかし地球規模のエネルギーでは、人工物による大地でさえ薄皮同然

その下を地下鉄が走り、コンクリートで型枠されたトンネルは無事という、

地上と地下の隔絶にも愕然

 

途方に暮れたのではなく、むしろ何かが沸き立ちました

二度と御免こうむりますが、二度と立ち会えない超現実

ワンダーランド

 

 

 

The Lovers, 1928

 

ご覧になってどう感じますか?

どうしても不吉なイメージが先行しますね

研究者によるとマグリット自身の暗い生い立ちが偲ばれるとか

とはいえ、

芸術家であれば半生から言葉にし難い情動と情操による産物を、

何かにつけ幼少期に因縁づけられては気の毒にもなります

解説はあくまで参考資料

鑑賞者自身が成長とともに親しみ

過去といまの行き来を、

どこからともなく自然と気づかされる「拍子木」のような存在が

クラシックであるとおもいます

 

ベールで覆うことは必ずしも、終わりではなく

何かしらの過程で、幕間(あい)に在る

とも考えられます

背後の緑は窪地のようですね

谷間から次のステージへ昇った暁にはいったい、

どのような世界が拓けるのでしょうか?

そうした好奇心の着想によって、

不吉なものではなくなります

 

 

 

The Discovery of Fire, 1935

 

炎の火柱は、たてがみでしょうか?

とすればこの楽器(チューバ)は、オス

男女性の特質から鑑賞への門が開き、

道が通じます

オスの孔雀(クジャク)がまばゆく羽根を広げて合図するように、

この絵もまた、じつは男女が対になって起きる現象であり、

何らかの合奏なのだと

 

愛の嵐」THE NIGHT PORTER

1973

監督 Liliana Cavani

俳優 Dirk Bogarde

女優 Charlotte Rampling 

 

撮影、音楽、美術、衣装

クラシックの結晶に敬意を表して

 

 

 

舞台はウィーン

黄昏(たそがれ)時にオーボエがけだるく響きます

男はこれから仕事先へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女は旅の途中でウィーンへ

初めてではないようです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

CESARE GATTI

Pure Wool

 

 

 

Caramel Brown 8 Button Double Breasted Overcoat 

dedicated to Charlotte Rampling 

 

 

 

 

その名も「ホテル オペラ」

間にみえる小さな字は、ドイツ語で前置詞(zu)+定冠詞(der)

なるほどオペラは男性名詞なのですね

 

 

 

 

 

 

フォークス オペラ

演目より先に、わざわざ類型を示すのはなぜでしょうか?

これにより作品の出自や興行主の意図が伺えます

フォークダンス、フォルクスワーゲンがあるように、

わえわれ庶民のためのオペラ

王家や朝廷のご高覧に供するロイヤルオペラではありません

 

 

 

W.A.モーツァルト作曲

「魔笛」

漢字の読みと音の妙 

情緒があります

 

この映画作品では各所にモーツァルトの存在を顕示

おかげでモーツァルトの音楽を美しさだけでなく、

映画での感慨から、痛みも沁みることに

 

余談ですが

ドイツ語では「ツァウバー フレーテ」と読むのでしょうか?

定冠詞dieから、なるほどフルートは女性名詞

何語であろうと正しく身に付けることは簡単ではありませんが、

こうしたきっかけからも、異文化へ興味を持てます

 

 

 

 

北海道人による旅

知事公館へお邪魔しました

子供時代に社会科見学で来たことがある方もいらっしゃるかと

見学に際しては受付にて記帳し、

マナーを守ればこころゆくまで過ごさせてもらえます

撮影のご許可を誠にありがとうございました

http://www.sapporo.travel/find/culture/governors_official_residence/

 

 

 

 

1936年建設

敗戦後は一時米軍が接収

1952年札幌市が所有

資料館でなく現在でも公式行事に活用

われわれ一般人が親しめることでより一層、

生ける宝箱です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もとは一私設団体にすぎなかった存在が、後にヨーロッパの覇権を握りました

「第三帝国」と標榜した時代

理想を追求する陰で犠牲を強いられた人たちには、お悔やみの言葉が見つかりませんが、

今日の文明社会は、軍事開発からの転用を抜きにもありえません

宇宙開発の前身は高射ミサイル

ブレイクスルーの恩恵です

しかし、なんでもありな大義名分の闇にまぎれ、

ごく私的なクリエイションに青春を謳歌した男がいました

 

 

 

やめてください...

 

平時と戦時では正気の沙汰が倒錯

男は志願して団体の門を叩いたはず

女には選択の自由すらありません

青春時代をどう過ごすか?

囚われの身で開花してしまう皮肉

これを運命と呼ぶには、筆舌に尽くしがたく

闇をくぐり抜けたことが奇跡です

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道旗に敬礼

あれ、北海道といえば開拓使の五稜星じゃなかった?

ビールの商標にもありますよね

それが七本の光に?

なるほど教わりました

http://www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200603/sp_01.html

http://www.hokkaido-jin.jp/issue/sp/200603/sp_02.html

 

 

 

 

 

 

ERINNERUNGS RAUME

メモリアル スペースという意味だそうです

モーツァルトゆかりの荘

 女はピアニストでした

 

 

追憶の味

That's 恍惚(こうこつ)

陰惨な世界にあってしかし自らにだけは、

時にモーツァルト「魔笛」の悦びが与えられました

他者とは決して共有できません

秘すれば花なり

Superiority Complex

特別視してくれるからこそ、相応しく在りたい

誰にでもフシがありますよね

集団社会ゆえの第二次性徴

 

 

 

 

 

 

寄贈品のひとつ

茨木のり子さんの詩と出会いました

 

 

 

 

 

 

時空を超えての紀行

この度のプレゼンテーションも皆様のご理解、

そしてご協力のおかげです

完成を祝し、友人のパティシエールさんにケーキを作って頂くことに

舞台がウィーンということで、ザッハトルテをリクエスト

せっかくの機会ですからね、まずはお手本を知るべく

 

 

 

デメルをお取り寄せ

といってもウィーンからの輸入品ではなく、ライセンスによる日本製ですが

本家のレシピに則ったものだと思います

 

 

チームノーザンテイラーによるミーティング

 無糖の生クリームとともに賞味

 

デメルの感想は、

ゆっくりと伝わります

即時的に感激するものではありません

チョコレートのシャリシャリした舌触りには気分が華やぎます

しかし乾いたスポンジ、アプリコットジャムの香気はかろうじて意識できる程度

なるほど... これはケーキ単体で食すよりも、各自でクリームやジャム等を合わせてこそ

ひと皿の世界が構成

おかげで勉強になりました

現代のセンスで粋をきかせた、鮮度が命の完成品はもちろん素晴らしいですが、

日持ちするシンプルな品を、各自がひと手間添えて味わうことも、

贅沢なslow foodだと思い至ります

 

 

別の品も食べ比べ

プロの目が光ります

デメルはスポンジまるごとにジャムを塗り、チョコレートで固めた

ワンピース

切ると断面が単純で、口に含んでからの食味も平板な印象

できればスポンジとジャムは二層にした方が、風味の豊かさは歴然

その分側面に凹凸が生じ、チョコレートを平らに均(なら)すのが難儀

どちらの仕様で進めるかは、一切お任せです

 (#^.^#)(#^.^#)

 パティシエールNachiさんによる手作りの品、どうぞご期待ください

 ではプレゼンテーションの続きを

 

 

 

 INNES. CHAMBERS & Co

 

 

 

Dark Brown Alternate Shadow Stripes 2 Button Suit

dedicated to Dirk Bogarde

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Wool Gabardine Odd Vest

BATEMAN OGDEN

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一体この暗闇は?

 

 

男と女はそれぞれ別の席から「魔笛」を観劇

封印したはずの入り口へ引き戻されます

では、この引用はいったいどの場面なのか?

男(バリトン)と女(リリックソプラノ)による麗しいハーモニーが、

じつは映画での追憶シーンとまったく不釣り合いです

光の筋が差すことで闇の深さも印象付く

こうした演出を「対位法」と呼ぶそうですが、

映画では、歌詞(ドイツ語)にだけ日本語字幕がありません

製作者による意図なのでしょう

「その先は、いつかオペラ本編にて味わってくださいと」

 

いまだ私自身は実際にオペラを観劇できていませんが、

歳を重ねるごとに徐々に理解の域が広がり、彩りも増します

 

 

 

 RInghert Fabrics London

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2/7午後、札幌文化芸術劇場にて

素敵な演奏会を鑑賞

 

大通公園そばに建設された「創世プラザ」の中核です

音楽専用の札幌コンサートホールとは別の、

オペラやバレエ、そしてミュージカルも上演する多機能型

なにしろオーケストラピットを完備

これはまた贅沢ですが、北の大地に誇らしいですね

 

 

 

 

本番前の音合わせ中

この度は劇でなく演奏会の為、舞台上に壮観な配置

札幌交響楽団と声楽家の客演によるエキシビション

オペラやバレエからの名曲を、二部構成で堪能させて頂きました

前半はソプラノ中村恵理さんとテノールのジョン健ヌッツォさんが、レパートリーを披露

もちろんマイク無しです

ホールの規模で味わう声楽は初体験

まるで舞台上から絹のようなクモの糸が放射し、絡めとられたような心地

後半は指揮者大友直人さん編成による、チャイコフスキー「白鳥の湖」

圧巻でした

たとえ芝居や踊りがなくても、この場に立ち会った人それぞれにドラマが生まれたはず

 

 

 

The Threatened Assasin, 1926

 

劇の一幕に見立てているかのよう

両脇の刺客たちはカーテンの役割でしょうか?

これからガツンときて網をかけられるのは演者ではなく、

観ているわれわれの側かもしれません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時にはグラスを温め

時には執拗にテーブルをぬぐったり

 

 

 

 

 

 

 

団体OBによるミーティング

あの尖塔はなんでしょうか?

ずいぶんと大きな教会ですね

 

 

シュテファン大聖堂というそうです

双頭の鷲

これには見覚えがありますね

ハプスブルク家の紋章がモザイクで施されています

さすが東西の帝国を見渡せた存在

 

 

 

The Domain of Arnheim, 1938

 

卵を自らの手でふ化させたい

外敵を払いのける行為なのかもしれません

そしてもうひとつ

ぬぐい去ってしまいたいことも

 

 

 

団体組織への忠義

義といえばカッコいいですが、

切ってもキレない縁がまとわりつくと

 

 

 

 

 

 

漆黒の鏡に広がる空と

スリーポインテッド.スター

たとえ不条理であってもこの美しさには抗えません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FERLA

Silk & Baby Alpaca  

 

 

 

W.Aモーツァルト「魔笛」

G.ショルティ指揮

ウィーン.フィルハーモニー管弦楽団

1990年 ウィーンコンツェルトハウスにて収録版

 

 

 

3 Button Town & Sport Classic Jacket

dedicated to Charlotte Rampling

 

 

Inverted Pleats

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鑑賞後はプラザ内のカフェでひと息

 

 

 

 

 

 

 

図書館の支所もあり

時代ですね、このような空間で自習できるなんて

まちは生きもの

 

 

 

お待ちかねのザッハトルテが完成しました

Nachiさん、どうもありがとう!!

 

 

 

 

 

可憐な花びらのアクセントが、奇しくも北海道の五稜星を彷彿

レッドスターの心意気に応えるべく

こちらの「魔笛」と合奏

フランス西南、サン.セレという街の音楽祭にて上演された、

手作りのオペラ

四方を観客が取り囲むユニークな空間には

創意と機知が充ちています

 

型に親しめたら

枠にとらわれず展開できることもクラシック

 

 

 

 

 

舌触り、香気、弾力

「吟醸」

 

 

 

The Lost Jockey, 1926

 

どちらのゲートをくぐるのでしょうか?

笛が鳴る方へ

 

 

 

 

 

 

 

 

六月 茨木のり子

どこかに美しい村はないか

一日の仕事終わりには一杯の黒ビール

鍬(くわ)を立てかけ 籠をおき

男も女も大きなジョッキをかたむける

 

 

 

どこかに美しい街はないか

食べられる実をつけた街路樹が

どこまでも続き すみれ色した夕暮れは

若者のやさしいさざめきで満ち満ちる

 

 

 

どこかに美しい人と人の力はないか

同じ時代をともに生きる

したたかさとおかしさとそうして怒りが

鋭い力となって たちあらわれる

 

 

 

 

札幌元町 ノーザンテイラー

https://northern-tailor.jp/

 

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